【靴カメ盗撮】
鞄や傘、靴に仕込んだ小型カメラによる盗撮被害の実態
靴カメ盗撮・傘カメ盗撮・鞄カメラ盗撮
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まず最初に、探偵は特殊な撮影機器を用いて盗撮的な証拠撮影を生業として行う、言わば「盗撮のプロ」ともいえる盗撮の機材や技術に精通する稀有な職種です。
探偵は業務上必要な知識となる、盗撮に必要な撮影術(スキル)や撮影機材のノウハウを持ち合わせております。
探偵が業務で行う盗撮とは、民事案件の証拠撮影や確認映像の撮影であり、迷惑防止条例に定義されている盗撮の構成要件となる「正当な理由なく、人を著しく羞恥させ、又は人に不安を覚えさせるような行為であって、人の通常衣服で隠されている下着又は身体を、写真機その他の機器を用いて撮影し、又は撮影する目的で写真機その他の機器を差し向け、若しくは設置すること」には該当しません。
主な探偵の撮影目的は、民事事件の証拠撮影であるからです。
靴カメとは?
スニーカーや革靴の先部分の小さな穴を開け、そこに2mmもあれば撮影できるピンホールレンズを搭載した盗撮用の小型CCDカメラを装着。
同じく、鞄の側面や傘の先端部にも盗撮用カメラを仕込むことは容易に可能です。
※靴の紐部分や靴先部へ超小型カメラを仕込む「靴カメ」
盗撮撮影に必要となる電源や録画媒体へ繋げるカメラへの接続コードは、鞄の場合は鞄内部に内臓が可能で、靴や傘の場合はコードをズボンの中などを通し、ウエストバックの中に入れたビデオカメラやハードディスクやSDカードといった記録媒体に接続する。
巧妙にカモフラージュした盗撮カメラをスカートの女性の足元に自分の足や傘をを差し込んだり、鞄を置くなどの方法で、スカートの内部を盗撮する。
こうした盗撮マニアが使用する改造した撮影機器が「靴カメ」「傘カメ」「鞄カメラ」と呼ばれる盗撮道具になります。
※傘の赤丸部分などにカメラを仕込む「傘カメ」
盗撮用に改造されるものは、靴カメや傘カメ、鞄カメラだけでなく、セカンドバックやキャリーバッグなど、様々な部分に仕込むことが可能です。
しかし、私の知る限りでは、最も一般的に盗撮に使用されるのは「靴カメ」だと考えられます。
実際に、靴カメを使用した盗撮の摘発事例や逮捕事例は数多く報告されています。
※盗撮に悪用されるカメラの例
また、若い女性ほど短いスカートを好むことから、靴カメなどを使用して女性の下着を盗撮する輩の格好の標的になっているのが現状であることを理解し、ご注意ください。
卑劣な盗撮は犯罪行為
盗撮行為は、巧妙な手法や高い労力と費用をかけて行われることがあります。
その創造力や工夫は、探偵などのプロでさえ驚かされることもありますが、盗撮は犯罪行為であるということを再確認しておく必要があります。
盗撮で問われる可能性のある罪
- 迷惑防止条例違反
- 軽犯罪法違反
- 住居侵入罪・建造物侵入罪
- 児童ポルノ等禁止法違反
- 器物損壊罪
違法な盗撮行為は、発覚すれば高い確率で逮捕されます。
また、改造した撮影機器で盗撮が発覚した場合、盗撮の証拠揃っていることから言い逃れの余地はなく、確実に逮捕されます。
特殊撮影を生業とするのは探偵が代表例だと思われている方は多いでしょうが、これらの撮影機器や技術を犯罪に利用されるのは、盗撮犯と同じ目で見られるようでとても不愉快です。
非道な盗撮犯は、早く捕まって可能な限り重い罪で裁かれて欲しいと心から願っています。
その為に、悪用される危険性を承知して、簡単ながらも靴カメや傘カメといった盗撮機器の仕組みを公開しているのです。
主流となっているスマートホンでの盗撮
スマートホンの撮影レンズが高性能化するに従い、スマートホンを悪用した盗撮犯罪が増加し、連日のように盗撮犯罪が報じられています。
そこで、ここで少しスマートホンを使用した盗撮の手口をご紹介しておきましょう。
最も多いのがスマートホンを直接スカートの下に差し入れて盗撮をしたり、女子トイレで扉の隙間や上部・下部から、またはトイレ内にスマートホンを仕込んで盗撮をするといった方法です。
スマートホンで直接盗撮をするのは、発覚する可能性が高く、摘発事例が最も多い盗撮犯罪です。
ただ、盗撮する側(盗撮犯)も危険なことは十分把握しており、様々な工夫をしています。
盗撮被害を証明するにはスマートホンに残された盗撮動画が確認されるか、盗撮しているのを発見した第三者の証言などになります。
そこで、撮影した動画データをスマートホンに記録せず、インターネットを介して外部のクラウドに保存できるブラックビデオなどのアプリを利用するなどの悪知恵をはたらかせています。
そういったアプリを使うことにより、もし盗撮がバレたとしても証拠となる動画がスマートホンには残されていない為、助かる可能性があります。
また、第三者に怪しまれたとしても、それらのアプリの多くは撮影画面でなくともバックグラウンドで撮影が可能な機能がついている為、知識のない一般人には盗撮していることがバレにくいです。
次に盗撮用スマートホンを鞄などに仕込み、Appleウオッチなどスマートホンと接続したデバイスで遠隔撮影する方法も多く使われています。
被害者も鞄にあるスマートホンから盗撮されているとは意識していない為、こういった知識を知らないと盗撮被害にあってしまいます。、
盗撮被害撲滅へ向けた活動
弊社では盗聴・盗撮器を発見する調査を広くご提供していますが、調査とは別にプールや海水浴場、スポーツ施設の管理者やデパートや百貨店、本屋さんなどを対象とした盗撮防止セミナーを開催しております。
探偵はこと「盗撮」という部門においては他業種の追随を許さないプロです。
当然、靴カメなどを作ってスカートの中を盗撮するような違法行為はしませんが、盗撮機材や盗撮手法についても非常に詳しく、探偵の知識を少しでも犯罪防止にお役に立ててていただこうとボランティアで行っています。
ご興味のある団体や企業、法人様は、お気軽にお問合せください。
プライバシーの尊重と法的な規制を守ることは、社会の健全な発展と個人の安全を守るために重要です。
個人や法人がセキュリティや盗撮対策に関心を持つのは理解できますが、それは適法な方法や合法的な目的に限られるべきと考えておりますので、個人様を対象としたセミナーは全てお断りしております。
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