嫉妬型妄想性障害での浮気疑惑
オセロ症候群
妄想性障害とは?
妄想性障害(もうそうせいしょうがい、英語: Delusional Disorder)とは、持続した妄想が続く精神病性の精神障害である。
診断においては、奇異でない妄想が最低1カ月続き、かつそれが他の精神疾患によらないことが求められる[1]。統合失調症の場合妄想の他に幻覚、支離滅裂な言動、陰性症状(意欲低下や引きこもりなど)を引き起こすが、妄想性障害の場合は主症状として妄想のみが現れる。
有病率は、米国では0.2-0.3%ほど。平均発症年齢は40代前後だが、幅広い年齢に分布する。
統合失調症の1%前後と比べて稀な障害である[1]。 統合失調症よりも本人が病識を持つことは難しく、またある程度社会機能が保たれているため病院を受診しないというケースも少なくない。引用元: Wikipedia 妄想性障害
「夫(妻)が浮気をしているに違いない」
「自宅に愛人を連れ込んでセックスを繰り返しているに違いない」
「不倫相手と逢っているに決まっている」
パートナーから思い当たる節もない浮気の疑惑をかけられ、いくら説明しても信じてもらえない。
ありえない状況での浮気の事実を突きつけられているが、もはや心の病気としか思えない。
「やっていないものはやっていないとしか言いようがない・・・」
「どのように対応したらいいのかわからない・・・?」
無実の証明は「悪魔の証明」とも呼ばれ、証明することや納得させるのは非常に困難です。
ましてや、疑われている相手が妻(夫)である場合、その時点で夫婦の信頼関係は破綻しているとも感じられ、絶望的になられる方が多くおられます。
冤罪不倫ともいえる事案の中には妄想性障害(パラノイア)・妄想性パーソナリティ障害であることが疑われる事例が多々あり、執拗に浮気を疑う原因は心の病であることを認識しなければいけません。
しかし、自覚症状がほぼ無い妄想性障害は治療法も確立されておらず、被害範囲は妄想の対象人物に限定される場合が多いことから、治療は難しいのが現状なようです。
調査以外の妄想性障害を含めた心の病についてのご質問やお問い合わせは、専門資格を持つ医師の方にされるようお願いします。
また、ご自身が妄想性障害ではないか?といった内容のご質問をいただくことがありますが、国家資格ももたない探偵が診断をする立場にありませんので、心療内科や精神科へご相談されることをお勧めします。
嫉妬型妄想性障害の解決法を探す
いくら病気が原因とはいえ、否定のしようもない、あらぬ不貞の疑惑をかけられた状況下での夫婦関係が長期的継続できるかというと、我慢強く自分を殺しての生活を続けられる方はそう多くはないでしょう。
また、母親が妄想性障害になるケースでは、洗脳されたかのように子供までが信じ込む場合もあり、そうなると解決方法は自身の身を潔白であると証明する以外に方法はありません。
上記で解説した通り、原因が治療が困難な精神病(妄想性障害)であった場合、症状が治まる可能性は低く、普通の家族関係に戻るには、疑っている本人が「浮気は自分の妄想だった」「勘違いだった」「自分は心の病かもしれない」と自覚すること以外にありません。
妄想性障害の特徴と被害
全てではないでしょうが、妄想性障害の方の特徴としては、当事者が悩み(妄想が原因ではあるが)を共有する仲間を作ろうとする傾向があります。
酷いケースになると、ご主人の会社に電話をかけたり乗り込んだりして、ご主人の浮気の事実(妄想が原因ではあるが)を上司に告げ、職場にいられなくなることさえあります。
自分は被害者なのに自分だけが苦しむのは許せないとの理由からでしょう。
対処法は無視せず率先して無実を証明していく事
相手の正気とは思えない言動に、「妄想だ!」と無視をすることを選択する方が多いのが実際のところでしょうが、それでは事態は悪化し、自分の立場が悪くなるばかりです。
いつか良くなるだろうと無視をしているうちに、相手は「浮気が本当だから何も言えないのだ」と思い込むようになり、言動がエスカレートし、取り返しがつかなくなる恐れがあります。
最初に無視をしてしまうと、相手からの信用がなくなり、信頼回復に時間がかかるか、時には修復が困難になることもありますので、可能な限り早い段階で話を聞き、治療を受けるよう促せる関係を作っておくことが大切です。
無実の証明の難しさ
妄想性障害の方が他と違うのは、症状が浮気などに限定された妄想だけで、他は普通である傾向があるということです。
ですので、浮気疑惑のことも、話し合いには応じることが多く
「何を疑っているのか?」
「どういった状況で浮気をしていると考えているのか?」
「浮気相手は特定されているのか?」
などを具体的に聞いた上で対応することが可能な傾向があることから、決しておかしいからと馬鹿にせず、しっかりと聞き、どうすればその思い込みが間違いであると証明できるのか具体的に考えていくことです。
離婚をしたいのであれば、妻(夫)の言動をボイスレコーダーで記録に収め、その積み重ねにより「婚姻を継続しがたい重大な事由」とし、離婚を求める方法はありますが、離婚を望んでいないのであれば、無視をすることが双方にとって良くない方法だという認識を持たれたほうが宜しいかと思います。
どれだけ面倒で煩わしいと感じても、病気が原因での妄想ですから、自身の行動を記録することにより、相手の浮気妄想の綻びは多々現れるはずです。
中には透明人間や催眠術師でもない限り、到底可能ではない方法による浮気の主張をされる方もいますが、証明方法や説得の仕方によってはそれも解決できるでしょう。
浮気の疑いだけではなく、他の事においても攻撃的な妄想が見られる場合は統合失調症であることも考えられます。
その場合は、早期に医師の診断を受けられ、治療されることをお勧めします。
追い詰められて不倫を認めるのはNG
「冤罪不倫だとしても、認めてしまえばこの苦しみから解放されるのでは?」と考え、パトナーの主張と話を合わせて不倫を認めてしまうケースもありますが、これは更なる悲劇を招く可能性が大きいのでやめることをお勧めします。
中には刃傷沙汰に発展したり、周囲を巻き込んでの不毛な争いが続いてしまう事案もありますので注意が必要です。
中高齢者の嫉妬型妄想性障害
探偵社に寄せられる妄想性障害によると思われる配偶者の浮気相談は、更年期障害以降の中高年の方からのものも多く含まれます。
男女比としては女性が多い傾向があります。
「この歳で浮気など、するわけがないだろう!」と軽くあしらい、最初はただの嫉妬深い性格なのかと考えたり、過去の浮気が忘れられずに心が傷ついているのだろうとしていたところ、徐々にエスカレートし、攻撃的になるなど、手が付けられない状態になることが多いようです。
私どもは、実際に多くの事例を経験していることから、妄想で浮気を疑われ、どうすれば良いかと悩まれている方の心中は十分理解できます。
24時間、365日の証明は難しいでしょうが、何かしらの手段は必ずあります。
本人が病気を認めない以上、劇的な症状改善は望めないにしても、少しずつ疑いを晴らしていくことによって、将来的には「私が間違っていた。」「私の勘違いだった。」となれば、以前のような関係に戻れる可能性はあります。
それには諦めず、根気強く対応していくことに尽きるでしょう。
統合失調症が原因のケースも
統合失調症が原因での妄想の場合、専門医師による薬物療法が必要不可欠となります。
相手の言動を否定したり批判するなどは避け、決して対立するすることなく、劇的に改善する可能性が低い病気であることを理解して長い目でみるほかありません。
騙したり、強引に連れて行こうとするのは不信感をつのらせるだけですので避けてください。
お互いのことを思うなら別れる選択肢も視野に入れることも
長年人生を共にしてきた伴侶だからと、どれだけ努力しても嫉妬型妄想性障害や統合失調症が改善しない可能性はあります。
また、統合失調症の方は認知機能障害になる割合が高いとのデータもあります。
お互いの人生を考えると、一旦別れて遠くから見守るという選択肢も間違いではないと思います。
悩まれた時には専門の医師や弁護士などに相談されることをお勧めします。
探偵が行えるのは、ありのままの調査結果を依頼人に報告することだけです。
妄想性障害や統合失調症が疑われる時には、早い段階で専門医師による診断を受けることが回復への近道です。
当事者が精神疾患を受け入れず病院へ行くことを拒むことから、とても困っているというご相談もよくありますが、病院に連れていくのが難しいケースは非常に多く、専門医師であれば慣れていることから、ご家族が専門医師に相談し、アドバイスを受けることをお勧めします。
状況によってどうすれば良いか適切な対応法を示してくれます。
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