愛車が盗まれるという被害に遭った時
車両盗難

トヨタやレクサスという海外での重要が高い高級車の所有者が多い愛知県では、依然として車両の盗難事件が続発しています。

また、中古車価格が高騰している旧車とよばれる車両の盗難事件も多く発生しています。

車両盗難の手口としては古典的な強引にドアロックを開錠する手法から、リモートキーシステムを悪用する「リレーアタック」「コードグラバー」「CAN-INVADER（CANインベーダー）」とハイテクに対応する方法が次々に現れています。

自分の車が盗難被害に遭った時

高級車両の盗難事件が多く報道されていることもあり、盗難セキュリテイ機器が発売され、GPS（全地球測位システム）を活用した位置情報の発信機も普及しつつあります。

車両の中には最初からGPS発信機が搭載されているものもあります。

ただ、それらの対策は窃盗団も熟知していることと捉え、純正のGPSシステムは切断されるものと考えて、様々な盗難対策法があるますが、その１つとしてハンドルを物理的に固定するハンドルロックなどに併せて、別にGPS発信機を搭載しておくことをお勧めします。

そうすることによって、万一あなたの愛車が盗難被害に遭い、純正のセキュリティシステムが解除されたとしても、別に搭載されたGPS発信機の位置さえ知られなければ、そのGPS情報をもとにした追跡は可能です。

対策前に盗難被害に遭った場合、最終的にヤードと呼ばれる盗難車両の解体工場運ばれることになるのが通常の手口ですが、犯行グループもGPS発信機が仕掛けられている可能性を恐れ、盗難場所からそう多くない駐車場（コインパーキングや立体駐車場）に少しの間保管しておき、追跡の形跡がないことを確認してからヤードに移動するという方法をとることが増えています。

真っ先にすべきは人海戦術による周辺捜索

そのことから、愛車が盗まれたときに真っ先にするのは、Nシステムが使える警察への盗難届出は基本として、人海戦術による周辺駐車場の捜索です。

被害から一週間以内であれば、まだヤードに運ばれていない可能性がありますので、コインパーキングや立体駐車場、GPSの届きにくい地下駐車場などを片っ端から探されることをお勧めします。

盗難車両の大半はスマートキーの搭載車でしょうから、スペアキーを含めた車のキーを各自がもって探すというのも効率的な方法です。
そういう意味では日中よりも夜間の方が探しやすい場合もあります。

ヤードに運ばれてしまった後では車は解体されてしまうので、それまでが勝負と考えた方が良いでしょう。

SNSでの情報収集も効果的

盗難情報をtwitterやInstagram、FacebookといったSNSに投稿し、情報を集めることで発見に至ったという事案も増えていますので、ぜひ活用されて下さい。

二輪車では旧車やハーレーダビッドソンの中古車価格が高騰しており、二輪車専門の窃盗グループの存在が取り沙汰されていますが、二輪車が盗難に遭い早期発見されたケースではSNSによる情報提供が役に立ったということが多くみられます。

車両保険に加入しているからという意見も聞きますが、外国で人気がある車両の車両保険費用が高額になっている原因の１つに窃盗団の存在があります。
社会正義という観点からも盗難車が発見された時には、警察へ情報を提供して検挙に繋げるというのが最良といえるでしょう。

名古屋の探偵ニュース 筆者紹介

探偵 矢橋克純

探偵社ガルエージェンシー名古屋駅西・三重・伊勢湾代表
ガル探偵学校名古屋校校長
ガル探偵学校顧問
ガルエージェンシー代理店統括

出演テレビ番組多数
ラジオ番組コメンテイター、各種雑誌にて連載を執筆中

地域に根を張った探偵・興信業務を行い、東海・近畿地区に独自の情報ネットワークを形成。
探偵学校において探偵業界の健全化を目標に、正統派の探偵育成に尽力。

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