不倫が夫婦関係や親子関係に及ぼす影響
家族崩壊
不倫という裏切りの代償
不倫が発覚した時、人生のパートナーである配偶者や子供が受けるダメージは計り知れないものがあります。
取り返しのつかない信頼失墜を招くのは、不倫そのものだけではなく、不倫をするために家族を欺く重ねられた【嘘】の数々です。
夫の不倫であれ妻の不倫であれ、拭い切ることができない「不倫の傷」「嘘への不信感」は、生涯にわたって被害者の心から離れるものではありません。
加害者にとっては「ほんの出来心」という言い訳で逃れられたと錯覚することもあるかもしれませんが、確信犯として繰り返し他の異性と性交渉を行った事実が出来心で済まされるはずがありません。
その裏切り行為は、子供にとって「お母さん(お父さん)を深く傷つけた極悪人。」「家族から笑顔を奪った許せない人。」と捉えられ、信頼回復を願うのであれば長い年月と強い努力が必要であると肝に銘じなければいけません。
浮気調査をお考えの方は浮気調査の解説ページをご用意しておりますので、ご参照ください。
配偶者が受ける不倫の影響
血縁関係のある親子や兄弟とは異なり、夫婦というのはそもそもが「赤の他人」です。
赤の他人同士が婚姻という契約(法律行為)を行うことにより、家族という単位を形成し、「子は鎹(かずがい)」というように子供が生まれることで家族の単位が大きくなり、血縁関係のない者同士が血縁関係と同様の関係に成長していくものです。
しかし、どこまでいっても「元々は縁もゆかりも無い赤の他人であった」ことは忘れてはならないことで、相手の尊厳を踏みにじることだけは決して行ってはなりません。
不倫という不法行為は配偶者の尊厳を踏みにじる最も典型的な行いであり、結婚の根底にあった「独占欲」を損なわせることに繋がります。
いつかは血縁関係を超える家族になろうとする、言わば「本気の家族ごっこ」を正気に引き戻し、パートナーは赤の他人であったことを再確認することになります。
多くの不倫被害者は加害者を憎むと共に、自身の落ち度を探し、「自分にも悪いところがあった」と、自分をも責めるようになってしまいます。
それでも、夫婦には夫婦ごとの歴史があり、経験してきた日々があるため、それだけに苦悩するのです。
親の不倫によって子供が受ける影響
30年を超える浮気調査の経験からも、親の不倫を子供が全く知らない(気づいてもいない)というケースは稀で、不倫を知った経緯はともかく、大半のお子さんが親が不倫をしたことを知ることになります。
知っていることを前提として、配偶者は自分の落ち度などを考慮して考えることもできますが、子供には何の罪もないことから、不倫の一番の被害者はお子さんといえるでしょう。
その上で、子供心なりに「お父さん(お母さん)が不倫をそたのも無理はない」といった、よほどの事情でもない限り、不倫被害者の味方につくのは自然の流れです。
その裏返しとして、「不倫加害者と仲良くするのは被害者への裏切り行為」と考えるのも自然の流れです。
結果として離婚することになるのとしないとでは大きく異なるでしょうが、「お父さんという存在が生物学上の雄(♂)」「お母さんという存在が女(♀)」という事実に直面することに対するショックはかなりのものになります。
親の不倫に対する子供の心理状態というのは大人が考えるよりも甚大である傾向があるため、少しでも状況に変化がある場合は、早期に児童心療内科など国家資格を持つ専門施設への相談をお勧めします。
離婚決断後に反省しても遅い
何も不倫問題に限ったことではありませんが、DVにせよモラハラにせよ、配偶者が離婚を決意して離婚が具体的に進んだ後で反省をしても、「今更ながらの話」と捉えられるだけで、遅いのです。
膨大な数の浮気調査を行ってきた立場からのアドバイスとして、立場不倫問題の解決には、言い訳は悪法でしかなく、心からの謝罪が最低限のスタートラインと考えることです。
世間では不倫がバレたとしても最後まで認めない方が良いという考え方もあるようですが、不倫が確定している場合はそれで問題が解決するはずもなく、絶対に間違いです。
ましてや配偶者が離婚を決意した後であれば、修復の可能性のない悪手となり、取り返しがつかない結果を招くことになるでしょう。
相手側に同情されることなく、可能な限りの法的手段を取られることになるからです。
親権争いになった場合、不倫を謝罪しなかったことが不利な材料となる可能性も付け加えておきます。
不倫が発覚した場合、とにかく謝る。 相手に気の毒と思われるまで徹底して謝罪する。
それでも「許さない」「絶対に離婚」となった時に、改めてどうされるか考えればよいのです。 謝ったことで離婚条件が大きく変わることはないのですから。
不倫加害者と被害者の罪の差異
不倫はあったものの、夫婦関係の再構築をする結果になった場合、注意しておかなければいけないのは、不倫加害者と被害者の不倫の罪に対する考えの異なり(差)になります。
加害者にとっては「過去に犯してしまった過ち」であったとしても、被害者にとっては現在も続く苦しみがある以上、過去の話ではないのです。
では、どれくらいの期間反省していれば良いのかというと、これまでの夫婦関係によるとしか答えようがないことです。
罪に見合った反省があるかどうかは被害者が決めることです。
ただ、一回でも不倫をしてしまったら生涯奴隷のように尽くさなければいけないのかというと、当然そうではありません。
特別なことをせずとも、家族を深く傷つけたという反省の心をもって接することが重要になるでしょう。
関係が壊れそうな時ほど、夫婦関係の振り出しに戻って、「お互いの尊厳を尊重する」ことが重要なポイントではないでしょうか。
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