既婚の事実を隠し独身と騙って肉体関係をもったけースでの慰謝料請求
貞操権の侵害とは?

独身と偽って不倫

貞操権の侵害

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婚活サイトやマッチングアプリ、街コンなどで知り合った交際相手の男性が既婚者ではないかという相談事例が増えています。
独身だと偽って肉体関係を求めたり、結婚する気がないのに婚約の約束をしたような場合は、貞操権が侵害されたと慰謝料請求できる可能性があります。
貞操権侵害を根拠とする慰謝料請求の金額や相場とは?

独身だと騙されての肉体関係に悩む女性

スマートフォンでのネットの普及に伴い、数多くある婚活サイトやマッチングアプリの存在に目をつけ、既婚男性が肉体関係だけを目的とした女性探しが現れるようになりました。
今やマッチングアプリは既婚男性で溢れ、不倫相手を探す草刈り場となっているのが現実です。

その要因としては

  1. 独身証明書などの提出規約が無い婚活サイトやマッチングアプリ
  2. 既婚者でも参加可能な街コン
  3. 出会い系サイト感覚での利用者の増加

といったことが挙げられます。

独身と偽る既婚者

既婚者であるとの確認方法は限定されている

知り合ったきっかけが何であれ、交際相手の男性にことを「もしかしたら既婚者では?」との疑いを持ったとしても、独身であることを確認する方法は限られてしまいます。

そもそも最初から相手は騙すつもりですから、問い詰めたところで容易に白状する可能性は低い上、「もし、間違いだったら」と疑うこと自体に罪悪感を感じてしまう方も多いでしょう。
相手男性が単身赴任など一人暮らしであればなおのことです。

確実に調べる方法としては

  1. 弁護士に依頼して戸籍謄本を入手する
  2. 相手の会社に電話して聞く
  3. 探偵社などの調査会社に調査依頼する

といった方法になります。
弁護士に依頼するのが最も確実といえますが、少なくとも確実な氏名および住民票にある住所が必要となり、単身赴任中や妻とは別居中などで住民票地に住んでいない場合や、職場しか知らないケースでは戸籍謄本の入手は難しくなります。

マッチングアプリで不倫相手を探す既婚男性

独身と偽っての性行為で慰謝料請求は可能か?

独身だと偽り、既婚を隠しての肉体関係を伴った交際を不法行為だとする慰謝料請求の判例は多くあります。

探偵社のサイトでご紹介すると、営業的に捉えられてしまうかもしれませんので、「独身」「判例」「慰謝料」などのキーワドで検索していただければ、関連する判例を紹介した弁護士事務所のホームページがいくつもヒットするはずです。

金銭を伴った交際は結婚詐欺の可能性も

上記でもご紹介した通り、婚活サイトやマッチングアプリは結婚詐欺の温床となっている現状があります。

詐欺師は詐欺の事実が発覚した時を想定して、自分の素性を知られないようにするのは当然として、性行為中の様子を撮影するなど、被害届を出しにくい状況にするという傾向があるので注意が必要です。
詐欺目的ではなくとも、リベンジポルノといった別の問題が生じる可能性もあります。

騙されていると感じた時は

ありふれたアドバイスになって恐縮ですが、早い段階で真実を知ることが大切になります。

お金や心の問題もありますが、一度しかない大切な人生の貴重な時間を奪われることになりますので、とにかくその悪夢のような時間は短くしないといけません。

妻とは破綻関係、近々離婚するとの言葉

疑惑をもたれた後も、既婚の事実を隠し続るケースが多い傾向にはありますが、中には隠し通せずに既婚である事実を告白した上で

  • 妻との夫婦関係は破綻している
  • 別居中でいずれ離婚する
  • 家庭内別居中

などと、なんとか交際を継続しようとするケースもよくあります。

半ば泣き落としに近い状況で、相手の情に訴えかけるというよくある手法になるのですが、これに騙される女性が多いのも実情です。
このパターンでの注意点は、既婚の事実を知った時点で不貞行為(不法行為)の加害者になる可能性があるということです。
相手の奥さんが不倫に気付き慰謝料請求をされた場合、認められることになるでしょう。

嘘つきは最後まで嘘つきだと思うこと

どのような理屈を言ったとしても、嘘をついている事実は変わりません。
中には、既婚だと疑われていることを察して、先制攻撃で白状し、交際の継続を画策するパターンもありますが、弊社が調査した同様の調査で、そういった経緯を経ているカップルがハッピーエンドを迎えたケースはただの一件もありません。

怪しい男性

慰謝料請求することで相手の本性がわかる

誰しもが、「自分だけは騙されない」「独身は嘘でも愛情は本物」「騙されただなんて、認めたくない」「このまま上手くいきたい」などと思うものです。

これは同類のトラブルをよく扱う探偵としての立場からのアドバイスになりますが、慰謝料請求した後に相手の本性がわかります。
その恋愛がハッピーエンドを迎える可能性があるとしたら、よほど法外でない限り、相手が納得する金額を慰謝料として払った上で、ただちに妻とは離婚することが最低限の条件ではないでしょうか。

既婚の事実を知った上での交際は、慰謝料請求の対象

既婚である事実を知った後、それでも男性が離婚しないまま交際を続けたとしたら、相手男性の妻にとっては不貞行為の相手であり、慰謝料請求の対象となる可能性があります。

彼の言葉を信じるのは自由ですが、もしその状況で弊社が浮気調査を行い、弁護士を介して慰謝料請求をすることになった場合、ほぼ100%幾らかの慰謝料は支払うことになるのでしょう。

「既婚であるとは知らなかった」との言い逃れが可能と考える方は多くいますが、それを覆す方法はいくらでもあることから、被害者であったはずの女性が、加害者になってしまうケースは少なくは無いのです。

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名古屋の探偵 浮気調査コラム 筆者紹介

所長の矢橋克純

探偵 矢橋克純

探偵社ガルエージェンシー名古屋駅西・三重・伊勢湾代表
ガル探偵学校名古屋校校長
ガル探偵学校顧問
ガルエージェンシー代理店統括

出演テレビ番組多数
ラジオ番組コメンテイター、各種雑誌にて連載を執筆中

合理的に夫婦関係の破綻が認めれると判断される状況(夫婦双方が将来的な離婚に合意が前提)後に開始された不倫関係を除き、全ての不貞行為は許されるものではないとの立場で本浮気調査コラムを執筆しています。

20年連続日本一の探偵事務所

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