自己否定をしてしまう不倫被害者の心理状態(ストレス)
不倫の過失割合
自分の落ち度を探してしまう不倫被害者
配偶者の不倫が発覚したとき、不貞行為への怒りや悲しみの感情と並行して、「自分のこういった部分がいけなかったから不倫したのかも?」と自身の落ち度を探してしまう方がいます。
そのことを仮に「不倫の過失判断」と呼ぶことにしましょう。
自分の至らなさを顧みるというのは夫婦関係を継続していくのに大切な感情ではあるでしょうが、自己否定が行き過ぎるとフェアな関係という夫婦の基本から外れ、自己の尊厳を保った生活ができないという結果を招きかねないことになります。
ただただ不倫加害者や浮気相手を恨み、罵倒するというのは間違いかもしれませんが、誤った不倫の過失判断をすることによって、過度な自己否定は浮気問題を解決するという目的から外れた結論を招く可能性がありますので注意が必要です。
完璧な人間などいません。
家庭内は緊張感をもって過ごす場ではなく、くつろげる空間であることから、どのような方であっても失敗や至らない部分は絶対にあるはずです。
しかし、失敗や至らない部分のどれをとったとしても、不倫をしても良い理由にはなりえないのです。
配偶者に責任転換する不倫加害者
不倫が発覚してしまった時、上辺だけでも反省する姿勢を示すものの、「不倫をしてしまったのは貴方にも原因がある。」と、配偶者の落ち度を指摘し、自分の悪質度を軽くしようとされる方がいます。
中には開き直ったかのようにパートナーの落ち度を並びたて、謝罪すらしようとしない方もいます。
自分の落ち度を探してしまう傾向のある性格の方は、そうなるとならに苦しみ悩むことになります。
ただ、数多くの不倫トラブルを経験している探偵としては、責任転嫁型や居直り型の不倫加害者は数えきれないほど目にしており、「ああ、また開き直りのパターンなのか・・・」という、いつもの光景だと感じるだけです。
また、不倫発覚後に居直ったり責任転嫁されたりするような不倫加害者の多くは、不倫している過程で「不倫がバレたらこう言い訳しよう。言い逃れしよう。」と、既に確信犯的に決めていることが非常に多いのが実情です。
実際に、不倫相手とのラインやメール、会話の録音などで不倫が発覚した時の言い訳を打ち合わせをしていた証拠が発覚することは珍しくありません。
最初から不倫がバレたとき対策として口裏合わせをしているのですが、とても卑怯で卑劣な行為だと思います。
不倫しないから不倫されたくないという正論
「自分は不倫をしないから、配偶者にも不倫はしてほしくない。」という意志表示は、少なくとも日本では異論や反論が限りなく少ない正論ではないでしょうか。
私はこのような夫婦関係を円満に過ごすための約束のようなことを「夫婦間の道徳」という位置づけにして考えています。
道徳とは人が生活していく上での最低限の良心です。
大切なパートナーや子供の意に反して、家族関係を壊す不倫という欲に目のくらんだ行いのどこにも正義はありません。
不倫加害者は言い訳の数だけ大切な家族を傷つけるということを忘れてはいけないのです。
また、厳しい言い方になりますが、不倫被害者の本音で向き合わず自分を責めるという考えは、本当の意味での解決から遠ざかる傾向のあるマイナスの考えだということも頭にいれておくべきです。
不貞行為は賠償責任が伴う不法行為
どのような第三者的立場から考えたとしても、結論として「不貞行為は不法行為」です。
不法行為であるからこそ、不貞行為の証明がある時には、不倫被害者が望めば離婚も認められ、慰謝料請求も認められるのです。
法律での解釈になるとそれはさらに確定的で、裁判での争いになった場合、一般の方がよく使う「不倫の慰謝料請求」といった文言はどこにに出てこず、大半は「不法行為に基づく損害賠償請求」などと表記されることになるのです。
ですから、夫婦間の話し合いや第三者を介して慰謝料を伴わない解決を選択した場合は、「0円で示談になった。」「0円で和解交渉が成立した。」と捉えるのが正しいのかもしれません。
不倫問題の解決には決意が必要
配偶者の不倫が発覚した場合、夫婦関係を継続していくのか?離婚を選択されるのか?によってそれぞれの決意や覚悟が必要になります。
離婚を選択される場合、後悔が残らないような解決方法をとるべきです。
夫婦関係の継続を望まれる場合、本当の意味での解決となるような方法をとるべきです。
曖昧な決着方法を選択された事案で、不倫が繰り返されることになったというケースを多く見てきていますので、少なくとも「不倫されるのは絶対いやだ。」という固い意志を不倫加害者に理解させ、「もう二度と不倫はしない。」と心から反省するのが再構築のスタートではないでしょうか。
こちらが固い決意を示さなければ、軽く考えているからこそ行える不倫問題の解決も、軽く捉えられるだけです。
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