元探偵という意味不明の存在
架空人物

ネットで「元探偵」という表記をよく目にしますが、晃かな探偵社の宣伝サイトなのに元探偵が出てくる理由とは？
どうして現役探偵ではなく元探偵なの？といったことを解説します。

どうして探偵をやめたのかというそもそも論

YouTubeなどで元探偵調査員が、守秘義務違反で抵触しない範囲で、調査であった面白おかしい話しをするのならわかります。
期間はともかく、本当に探偵社の調査員であった者が自分でできる範囲での不倫の証拠収集法などを教えるというのも理解できます。

ただ、「元探偵」なるものが特定の探偵社を紹介・誘導するサイトを運営していたり、他の探偵社を誹謗中傷する記事を書いたりするのは問題があります。 それらのほぼ大半が運営が不明なゴーストサイトであったりゴーストライターであることは明らかですが、中には信じてしまう方もいるでしょうから、不正競争防止法違反にも該当する行為です。

元探偵という立場から、「自分でできる浮気調査」や「自力で集める不貞行為の証拠」といった内容を紹介するのならわかりますが、宣伝費用を払ってくれている探偵社に誘導するような内容は信じない方が良いといえます。

なぜ、元探偵でなければいけないかという理由

探偵社の広告を担う元探偵という架空人物が、どうして現役ではなく元探偵でなければいけないかというと、どこかの探偵社に所属する現役社員や経営者であることがバレると、上記に挙げた不正競争防止法違反などで訴訟される可能性があるからです。

また、今は探偵ではない元探偵だから「何を書いても良い（ような気がする）」「元探偵の肩書が通用する（ように思える）」といった理由から、架空の元探偵を仕立て上げ、もっともらしい内容であることないことを。書くのでしょう。

通常のビジネスルールで考えれば、「よくそのようなことを恥ずかしげもなく・・・。」「そこまで調査依頼がない悲しい探偵社なのか。」と躊躇するのでしょうが、そこは腹黒の多い探偵業界。
道徳心を持ち合わせていない人がたくさんいます。

探偵社の宣伝サイトは要注意

探偵社や探偵学校を運営する私ですら、現在の探偵広告の無法ぶりには嫌気がさしています。

• 広告では完全成功報酬制と謳いながら全額前払いを要求する
• 浮気調査の結果が出なければ0円広告の0円適用基準の厳しさ
• 1時間3000円で浮気調査の割り増し金額
• 根拠が全くない探偵社のランキングサイト
• 聞いたことがない探偵社を優良探偵社として紹介するサイト
• 探偵業界人すら知らないごたいそうな名称の探偵団体（調査団体）の乱立
• さも国家資格や士業であるかのような錯覚をさせる探偵社

中でも一番腹立たしいのは、知識も経験も乏しい調査力のない探偵社が行方調査（家出人探しや行方不明者捜索）を高額で契約し、探している振りや調査しているアピールをしている現状です。
それでも、的外れな捜索であったとしても、せめて一生懸命調査をしているのであればまだ許せるのですが、無能な探偵に限って危険回避能力だけは高い傾向があり、せっせと調査をした証拠だけを残す作業をしているのです。

本当に社会正義を願う元探偵であるのなら、皆さんが悪徳探偵に騙されないよう、真の意味での闇の部分を明らかにするはずです。
なのに、特定の探偵社を誹謗中傷し、ネームバリューも調査力もない探偵社へ誘導していること自体、嘘が確定なのでご注意ください。

名古屋の探偵 浮気調査コラム 筆者紹介

探偵 矢橋克純

探偵社ガルエージェンシー名古屋駅西・三重・伊勢湾代表
ガル探偵学校名古屋校校長
ガル探偵学校顧問
ガルエージェンシー代理店統括

出演テレビ番組多数
ラジオ番組コメンテイター、各種雑誌にて連載を執筆中

合理的に夫婦関係の破綻が認めれると判断される状況（夫婦双方が将来的な離婚に合意が前提）後に開始された不倫関係を除き、全ての不貞行為は許されるものではないとの立場で本浮気調査コラムを執筆しています。

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