突然の夫からの離婚宣告!舅や姑までもが・・・

夫とグルになって不倫を隠す姑

連休を子供と共に実家で過ごし帰宅すると、夫からの「離婚したい。」と突然告げられる。 意味不明の離婚宣告に同居する舅や姑に相談すると「仕方ないわねぇ。」との意外な返事の意味するものとは?

浮気調査の事例

全ての始まりは夫からの「離婚しよう!」の一言から

専業主婦のA子さんは上場企業に勤める夫と3歳になる子供と暮らしている。
自宅は夫が長男ということもあり、両親が住んでいる土地に家を建てたという田舎ではよくある長男の嫁の立場です。

イケメン風の夫と孫をとても可愛がってくれる舅と姑、平凡な日々を過ごしていました。
大型連休は子供を連れて自分の実家で過ごすのが恒例で、その時も5日ほど実家へ戻り、自宅へ戻ってきました。

自宅へ帰って暫くすると、いつもと違って怖い表情をした夫が現れ、「お前とはもうやっていけないという結論になった。離婚しよう。理由は性格の不一致だから。」と突然告げらる。

何かあったのだろうか?」と考えるも答えはみつからず、舅や姑から諭してもらおうとその足で母屋に向かい相談すると、「あの子は言い出したら聞かない性格だから、あなたもまだ若いから離婚した方が良いでしょう。」という姑からの思いもよらぬ言葉。 舅は無言でただただ頷いている。

頭が真っ白になり、何も考えられないまま自宅へ戻ると、夫からは「荷物をもって実家へ帰ってくれ。 残りの荷物や離婚の条件は後から決めよう。」と半ば強引に追い出される形となった。

実家へ戻り、母親に話すと怒りの表情はみせたものの、すぐに冷静になり、優しく受け入れてくれた。
その3日後、知人を通じて紹介された弊社へと相談に訪れた。

状況を確認する簡易調査を提案~実施

本人すらも事態の把握ができていない中、「とりあえず、状況を確認する為に簡易的な調査をしてみましょうか?そこで何か出てきたらどうするか考えるということでいかがでしょう?」という提案をすることに。 自宅を追い出されたA子さんに蓄えがないことと、夫の不倫を疑う材料がないことが簡易的な調査を勧めた理由です。

A子さんの同意を得て、調査契約をされた翌日から手探り状態の調査が開始された。
期間は週末中心に2週分の6日間(金土日)。

妊娠している女性

そこで確認された情報は、日曜日のお昼に女性とランチ(食事)をしたというものでした。
20代後半くらいに見えるその女性は、お腹の大きさから妊娠5~6か月であることがわかりました。
女性の住まれているであろうアパートに迎えに行き、出てきた女性を助手席に乗せて、飲食店でランチをして送り届けるという時間にすれば3時間程度の行動は、たった1日とはいえ、これまでの経緯の全ての辻褄が合う推測ができる行動と2人の表情です。

相談から調査終了までの期間には、夫からA子さんへメールで無機質な通達事項が送られてきた。
「結婚してから貯めた預貯金の半額の振り込み」
「離婚原因は性格の不一致であることの念押し」
「算定表から導き出された養育費の額」
「早期に離婚したいとの意思表示」

母親に同行いただき、調査結果を報告

簡易調査であったことから低額の調査費用でしたが、母親から援助していただいたものだと知っていたことから、「ご報告時にお母様にも同伴いただいても構いませんよ。」との提案に、母親と一緒に訪問されることしにしたA子さん。

そこで、調査の結果とさらに掘り下げてお聞きしたこれまでの経緯から、あくまで推測ながらも今に至るまでの状況をお話した。

  1. 夫と女性は少なくとも半年以前から不倫関係にある可能性がる
  2. 夫や女性の行動や仕草から、妊娠の事実は確信している
  3. 女性のお腹にいる子供の父親が夫であると仮定する
  4. 女性から妊娠の事実を聞いた夫は妻と別れて女性と一緒になる決断をした
  5. それは妻との離婚を示すものである
  6. 夫は両親に彼女との一部始終を話した
  7. 跡継ぎである長男からの告白に両親は同意
  8. 慰謝料請求や世間体を考え、離婚原因は性格の不一致であると口裏合わせ
  9. 現在に至る

A子さんは「そこまではしないと信じたいです。」と口にされましたが、お母様は「私もその通りだと思います。」と、A子さん諭すような内容の話しをされた上で、その場で仕事中のご主人に電話をかけ事情を説明されました。
お父様は、「お金は全て私が支払うから、洗いざらい調べてもらいなさい!」とだけ話されたそうです。

そうして、夫の不貞行為が原因での離婚であることを証明できるだけの証拠を収集する調査を希望されました。

探偵社からのアドバイスや要望としては、①理性的な性格の夫であることから違法なことはしないと思うが、念の為に「離婚届の不受理申請をしておくこと。」、②夫からの連絡については、「相手を警戒させない為に、不貞行為の証拠が揃うまでの間は、何も知らない妻を演じてもらうこと。」をお伝えして、不貞の証拠収集を目的とした調査を開始することに。

果たして子供の父親は夫なのか?

調査の結果、夫と女性が交際関係にあることが証明できるだけの証拠は集まりました。
ただ、女性のお腹の子供の父親が夫であるとの証明は難しいことから、A子さんにはそのまま何も知らない妻を演じることを継続してもらい、夫を自由に泳がせることに。

女性と仲は良いが不倫関係ではない。お腹の父親も私ではない。」といった見苦しい戯言に付き合わされることがないよう、しっかり裏付けをとれた証拠をそろえる為です。
当然ながら、ここまでに女性の素性は調査済みです。

浮気相手が子供を出産

産まれたばかりの子供

出産の予定日が近づくと、女性は産休をとって実家へ。
実家の近くにある産婦人科に行くのを確認し、やがて出産。
その翌日には、産まれたばかりの我が子を抱き上げる夫の姿が・・・。

その1週間後、報告を聞きに訪れたA子さん母娘に「よくここまで我慢していただきました。」と労いの言葉をかけ、一日始終を目にして貰うことに。
そこには涙はなく、母娘の目には覚悟の表情がうかがえました。

翌週、当初から相談されていた弁護士事務所で再会。
目的は、これからの対応の打ち合わせと、念の為に産まれた子供が認知されているか確認することです。
案の定、完全にA子さんをなめ切っていた夫は子供を認知しており、戸籍にはその旨がしっかり記載されていました。

逆襲から離婚までの経緯

当初、離婚に応じることに自信をもっていた夫から、メールで送られてきた離婚条件は「結婚してから貯めた預貯金などを折半し、養育費は月4万円」というものでした。

そこで、万全の証拠を元に弁護士から夫に提示したのは「有責配偶者からの離婚請求に応じる気持ちはない。婚姻費用の分担請求として月12万円の生活費を支払え。」という条件です。
「A子に対する直接の連絡はしないこと」及び「婚姻費用の請求に応じなければ審判を申し立てるまで」という注釈付きなのは言うまでもありません。

月12万円の婚姻費用の確定

抵抗する術のない夫は、渋々ながらも婚姻費用の支払いを承諾。
支払わないようなことがあれば退社へ給料の差し押さえをされるのはわかっていることから、支払いが滞る可能性は低く、A子さんの手には毎月12万円入ることになり、当面の生活費の確保はできました。

夫の立場はというと、子供は産まれたものの再婚を約束していた不倫相手と結婚することはできない。
下手に動けば慰謝料請求されるだけで、ただただA子に毎月12万円を振り込むのみです。

次なる弁護士とA子さんの対応はというと。
何もしない。」「する必要もない。」です。
A子さんにとって離婚すれば、いくらかの慰謝料は貰えるものの、今より少ない養育費になるだけで金銭的メリットはなく、毎月12万円を受け取り続ける方がずっと得なのは考えるまでもないこと。
また、不倫相手や夫への慰謝料請求じゃ、今しなくてもその気になればいつでも可能な状態です。
夫や義両親がいくら有能な弁護士に相談したとしても、この状況で有責配偶者からの離婚請求が認められる可能性はほぼ0です。

八方塞がりの夫と義両親は陥落

それから数カ月後、夫と義両親から依頼を受けた弁護士から、A子さん弁護士に「離婚条件を聞いて欲しい」と連絡がありました。
A子さんと弁護士は「心の傷が癒えておらず、まだその段階にあらず。」と、拒絶。

夫と義両親、不倫相手からの謝罪文だけは受け取ることに。
A子さんが謝罪文を読まれたのかどうかは聞いていません。

離婚条件は破格の慰謝料と養育費

さらに数か月後、産まれた子供が1歳になろうかとしていた時、再度夫と義両親から依頼を受けた弁護士からアプローチがありました。

争うことが苦手で優しい性格のA子さんは、「もう良いかも・・・」と思うようになっていたこと及び、弁護士からのアドバイスもあって話しだけは聞いてみることに。

そこで相手弁護士からの出された離婚条件は破格中の破格の金額でした。
夫分と不倫相手分を合わせた8桁の慰謝料を一括払い。そして、算定表の倍以上の養育費。
義両親から借りなければ払えない額と、覚悟のわかる養育費の額でした。

A子さんの弁護士は「無理に応じる必要はありませんよ。」とアドバイスしましたが、「これ以上、嫌な人にはなりたくないし、子供に罪はないと思います。」と受け入れることにした。

最後に

全てが終わった後、A子さんとお母様が弊社にご訪問いただきました。
「あの時、ここに相談に来て、本当に良かった。」とおっしゃられた言葉に、心より感謝しました。
こちらこそ声を大にして言わせていただきます。
「弊社を、そして私を信用してくださって、ありがとうございます。」と・・・・。

そして、お会いすることはありませんでしたが、最後まで一言も口を挟むことなく、ただただ我慢なされたお父様は、素晴らしい人格者であると尊敬致します。

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