ネット出会いにハマった妻の浮気調査

SNS不倫をする妻

浮気の疑いがあった妻を調べてみると、複数の男と不倫をしているという結果。
妻が女であることを再認識するきっかけとなったマッチングアプリ(出会い系サイト)やSNSとは?

浮気調査の事例

妻の不倫を確信する夫からの浮気調査依頼

妻(36歳)が不倫をしています。
証拠をとってください。

冒頭からそう話された津島市に住むAさんは結婚して10年になる会社員(39歳)。 お子様は2人いるという。
お聞きした不倫を疑う根拠は、真っ黒中の真っ黒といえる内容で、証拠確保まではできなかったものの「次、いつやる?」といった不倫内手とのラインまで目撃にされている。

最初から離婚を覚悟されている様子で、妻の両親が難し方らしく「妻の不倫の証拠をしめしたとしても、お前が悪いと言いかねない性格なので裁判になっても勝てるだけの証拠が揃ったらすぐに別居したい。」とのこと。

妻は運送会社での夜間の仕事をしていて、日曜日以外は毎日怪しい。
最近はろくに話もしなくなったことから、詳細な状況は把握しきれておらず、子供は自分か近くに住む妻の母親が面倒をみることが多いということでした。

合意した調査期間は2週分の12日間。 時間帯は朝から仕事までと、日曜日以外にある休日は帰宅までということになった。

続々と現れる不倫相手

単身赴任中の夫の部屋

調査を開始すると、不倫の証拠が集まるかというレベルではなく、最初の1週間で4人の男性と密会。
密会場所はラブホテルは1度だけで、市外の男性宅や大型ショッピングモールにある立体駐車場の車の中など様々な密会パターンがある様子。午前と午後に分けて2人の男と会うなどの日もあった。

翌週の調査でも妻の行動は変わらず、複数の男性と密会を繰り返す。最終的に計6名との男性との接触が確認された。

不倫相手と会うルーティンやローテーションのパターンがあるのかわかりませんが、自宅で会う男性とは自宅ばかり、車で会う男性とは車ばかり、ラブホテルに入った男性とは1度の確認だけであった。
日中に窓が開かられたままの男性宅で性行為をしているのか、激しい喘ぎ声が聞こえたて来たり、海辺の駐車場に停められた車内で性行為をしている様子までが確認されるなど、浮気調査に慣れている調査員も驚いている。

浮気調査の調査結果を報告

どのようなショッキングな内容であれ、真実を証拠収集し、報告するのが探偵の務めです。 ありのままの全てを報告すると、Aさんは絶句。

これからどうしたら良いでしょう?」との問いに、離婚の意思の再確認と不倫相手の全員に慰謝料請求をした旨の希望を聞き、弁護士の法的な見解を仰ぐことにしました。

弁護士事務所での相談

弁護士さんに具体的な状況やAさんの希望などを伝えると

  • 離婚は希望通り可能
  • 親権は最初から妻でも私でも構わないとのことで問題なし
  • 財産分与は通常通り折半
  • 妻に慰謝料請求は可能
  • 全ての不倫相手に慰謝料請求するには証拠の補強が必要
  • 個々に判断することになることから、証拠が集まり次第判断していく
  • 男性の氏名が必要になることもあるので、可能であれば氏名まで調べる
  • 慰謝料が認められない男性もでる可能性がある

弁護士さんから多くの説明やアドバイスをしていただけた。
具体的には個別に慰謝料請求することになるので、不貞行為が認められるまでの証拠を個別に集め、名前まで調べておく必要があるということです。

であれば、何時どの男と会うかは妻が決めることだから、費用対効果に優れた効率的な調査は難しくなることが想定された。
Aさんの判断は、「必要な調査は全部やってください。」とのことでした。

続々と集められる不倫の証拠

SNSや出会い系サイトで不倫相手を探す女性

調査を再開すると想定した通り、続々と証拠が集まった。
不倫相手男性ごとに証拠をファイル分けしていく。
氏名まで判明させることができない男性は、費用対効果も考え、車のナンバーなどの情報で弁護士さんに照会していただくことにした。
探偵社の浮気調査では珍しい、流れ作業的な調査である。

繰り返しう会う男性もいれば、1度しかみない男性もいるなど、SNSや出会い系サイトで不倫相手をみつける女性の典型的なパターンです。
年齢も20代から30代までと幅広くいる。

ここまで10人以上の男性と会うのが確認され、6人分の不貞の証拠と氏名割り出しが揃ったところで、弁護士事務所で再打ち合わせの過程で、「ここらで終了でどうでしょう?」という提案があり、Aさんも先生の提案を受け入れることに。

慰謝料請求の内容証明に逆ギレする妻

方法としては、全てを弁護士さんにお任せし、妻には離婚調停を申し立て、男には弁護士から慰謝料請求の内容証明を送付するというもの。
Aさんの意向にも叶った内容であり、問題なく承諾し、すぐに手続きが開始された。

数日後、仕事中のAさんに奥さんから電話があったが、弁護士さんから内容郵便が届く日だと知っていたので無視をする。
すると、鬼のような電話と激怒する内容のラインの嵐。
それらも無視をしていると、会社の営業電話にまでかかってきたので、仕方なく対応したところ、聞き取れないほどの大声での罵詈雑言。

Aさんは以前から家庭内の相談をしていた上司に説明し、会社を早退することにした。
実家に避難し、妻にラインを送った。
全て証拠は揃っています。弁護士に委任しているため、連絡は弁護士事務所にしてください。
すぐにAさんに責任転換する返信があったが
別居を決断したのでもう帰りません。意見があれば弁護士事務所へ連絡してください。
と返信し、それ以降連絡は無視した。

後で上司から電話があり、「一度、奥さんから電話があったが、これ以上電話をかけるなら業務妨害で警察に通報しますと伝えるとかけてこなくなった。」とのこと。

離婚調停と慰謝料請求

結果的に奥さんが弁護士事務所に連絡してくることはなかったという。
周りからの意見も含め、諦めたのでしょう。

暫くして開始日が決められた離婚調停
不倫相手男性への慰謝料請求についても、徐々に和解に応じてきているようです。

共通の友人からの話

妻から相談を受けた結婚式にもきてくれた共有の友人女性が、心配をしてAさんの元を訪ねてきてくれた。
妻からの話を聞いただけではあるが、どうやらAさんが悪者になっているそうです。
そこで、ここまでの簡単な経緯と証拠の一部だけを示し、決定打としてマンションの一室から響き渡る妻の喘ぎ声を聞かせると、唖然としてドン引き。

「友達なのに、どうしてそんな嘘をつくのか!」と妻を問い正しに向かうという。
「意味ないよ。」と引き止めたものの、気が収まらないのかどうしても行くと言い張る友人女性。

女王様気分になれたネットでの出会い

友人女性から後から聞いた話によると、興味半分でSNSを利用しはじめた妻は、そこにある数多くの女性を誘う言葉に返事をしてみた。
すると、そこでは自分を女性として見てくれて、中には女王様のように扱ってくれる男性もいた。

良い気分になるのに味をしめた妻は、出会い系サイトというものにもチャレンジしてみたところ、そこで送られてくるフレーズの数々はさらなる満足を得るのには十分なものだったそうな。
セクシー系の画像を投稿しようものなら、褒めたたえてくれる数多くの男性のコメント。 お金をくれると援助交際的なことを希望する内容もあったようだが、イケメンだけをチョイスし会っていたという。
ほとんどの男性は優しく接してくれて、セックスの快楽にも目覚め、やめられなくなったとのこと。

友人は聞かされた喘ぎ声を思い出し気持ちが悪くなって、「理解できないよ。」と言い残し、それからは会っていないという。

何が原因であれ、自身の不貞行為が原因で離婚を余儀なくされたのが結論です。
両親は味方をしてくれたようですが、妻だけの意見を聞いてでのことなので、真相を知ったらどうなるかはわからないが、子供を大切にしてくれているということもあり、元義父母に何も言うつもりはない。

最後に

ネットが男女の出会いアイテムとして普及し始め、今や出会い系として使えるアプリやSNSは星の数ほどあります。
出会い系サイトでは聞こえが悪いからか、「マッチングアプリ」と呼び方を変えてはいますが、使い方は出会い系サイトと同じです。

そこは、どういった理屈をつけようと、性交渉を目的に男を求める女と女を求める男がいなければ成り立たない世界です。
可能であればタダでセックスができる女性を見つけようとしている膨大な数の男性が存在し、虎視眈々と隙のありそうな女性を狙っています。

今回は奥さんが使用したケースを紹介ましたが、その何十倍も出会い系サイトやSNSで女性を探す男性の数がいます。
出会い系関連は、一般社会では他にないほど女性上位の世界になります。
また、若年層にも広がり、子供が性的被害に遭うという事件も多く報道されています。

法律的には18歳未満とわいせつ行為をしない限り違法(犯罪)ではありません。
不倫は不法行為ではありますが違法行為ではないため、どれだけ繰り返そうと、子供や配偶者がどれほど悲しもうと、刑務所に入ることはないのです。

SNS不倫の証拠保全方法

ラインなどSNSのメッセンジャーツールで不倫相手と連絡を取り合っているのを発見した時、スクリーンショットで保存して転送するなどの方法で証拠保全されるケースがありますが、証拠能力という点であまりお勧めはしていません。
対象物(スマートホンやタブレットなど)をお手持ちのスマートホンで全文を撮影(多い場合は動画でも問題なし)した方が間違いありません。

ラインでのやり取り

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