不倫夫が自宅から妻を追い出し鍵を取り替えるという愚行

夫に追い出され鍵を取り替えられて悲しむ妻

離婚宣告となる浮気夫による妻の家からの締め出しに対抗する手段は不貞行為の証明から始まる。不法行為の証拠を収集し対抗策をとる必要があります。

浮気調査の事例

不倫疑惑のある夫の態度が豹変し、自宅を出ることに

二人の子を持つ40代のE子さんは、三年ほど前から夫の態度の異変から不倫を疑っていたが、夫の態度は夫婦間の話を拒絶するなど酷くなる一方で、結果としてE子は子供を連れて実家に行かざるを得ない状況になる。
幸い子供に暴言を吐くということはなかったものの、高校生にもなる子供は父親の不倫を薄々感づいており、父親失格だと思っている。

実家へ戻って暫くしてから、荷物を取りに自宅へ行くと、玄関の鍵が取り替えられており中に入れないことに気がついた。
その時は夫に連絡をして中に入ることはできたのであるが、自宅内での行動は夫監視のもとのものであった。

妻を睨みつける夫

隣人から夫が自宅に女性を連れ込んでいるとの情報

夫のことで悩んでいたところ、E子を見かけないことを心配していた仲の良かった隣人女性から「旦那さんが女性と一緒に自宅に入っていくのを何度か見た。」との情報提供があった。

親族から弁護士に相談するよう勧められたE子は、「とにかく不貞行為の証拠が必要になる」とのアドバイスを弁護士から受け、弊社を紹介され浮気調査を実施することになる。

不倫カップルを尾行する探偵社調査員

不貞行為の証拠収集と不倫相手の素性調査

調査を進めると、隣人女性からの情報通り、夫は不倫相手の女性を自宅に連れ込んでいる姿を撮影。
同時に、毎週のようにドライブデートを繰り返している証拠も確保した。

不倫相手の素性を調べたところ、夫と子供がいるW不倫であることがわかった。
さらに、不倫相手女性は夫との離婚協議が進んでおり、近々離婚する予定だという。

E子夫妻の共通の友人によると、夫はE子との離婚を強く望んでいるとのことであり、この頃から夫からE子に対する強い言葉での離婚請求が始まる。
E子には予め離婚届の不受理届を提出するようアドバイスしてあることから無断で偽造された離婚届を出されることはないが、精神的に追い詰められていることは解消されねばならない。

想像の範囲内ではあるものの、状況や関係者の情報からE子の夫と不倫相手の女性は将来的に一緒になるつもりであり、先に離婚を進めた女性から「早く離婚してよ!」と急かされた夫が強硬策にでたと思われる。

不倫カップルを尾行する探偵社調査員

夫からのモラハラ(精神的虐待)攻撃

繰り返される離婚請求と共に、「生活費を渡さないようにするぞ。」との兵糧攻めといえる通知が送られてくるようになる。
悪意の遺棄に該当することである為、もちろん全てのやり取りは証拠保全する。
もし生活費が渡されないようになれば、即刻婚姻費用の分担請求の調停を行うようになっている。

性行為が行われている場所が自宅であることから、不貞行為の証拠を確実なものとする調査を継続しながら、弁護士との協議でE子の希望が離婚ではないことから「旦那さんが最も困るのは離婚できないことなので、生活費が払われている以上、放置の方針でいきましょう。」ということになる。
これで調査に必要な時間は十分に稼げる。

依頼人と打ち合わせをする探偵社スタッフ

モラハラの攻撃は子供にまで及ぶ

夫からのモラハラ(精神的虐待)は子供にまで及ぶことになる。
思い通りに離婚できずに困った夫は、何と子供に対し「お前たちの学費などは払う気はないから自分で生きていくように。」という、とんでもない話をし始めた。

当然、E子は打ち合わせ通りに無視するのであるが、これはあまりにも酷い。
母親の心情を思う子供も精神的に不安定になってきており、子供二人は意を決して、不倫相手の自宅へ訪問して「母親に迷惑をかけて欲しくない。」「これ以上、悲しませたくない。」と不倫相手の夫に全てを告げた。

妻との離婚は承諾していた男性は、妻の不倫を薄々は感じていたものの、詳しいことは知らなかった。
全ての状況を知った男性はE子に、「こちらの事情もあるが、お力になることがあれば協力したい。」と、コンタクトを取ってきた。

スマホを手にする不倫相手女性の夫

弁護士と協議の上、不貞行為の証拠を共有することに

E子は男性への対応の判断を弁護士に委ねた結果、調査費用の半分を負担して貰うことで不貞行為の証拠を共有する提案を受けた。
その後、弊社にもその旨の相談があり、「どうぞ。」と快く承諾をした。

不倫相手女性の夫は、離婚を一旦白紙に戻し、妻との協議に入る。
不倫相手の女性からその情報を聞いたE子の夫は、「E子夫婦の夫婦関係は既に破綻していたと聞いているから自分は悪くない。」と男性からの慰謝料請求の防衛戦をはったが、全て想定の範囲内であり一蹴された。

E子側の主張は「有責配偶者からの一方的な離婚請求に応じるつもりは全くない。」というもの。
E子の夫と不倫相手女性は八方塞がりの状態となり、後は双方が配偶者と不倫相手に法的対応を進めるのみとなった。
今後、二人の密会が判明すれば、さらなる慰謝料請求が待ち受けている。
将来的な結婚どころか、不倫関係の継続は事実上無理な状況です。

様々な選択肢がある中で、予期せぬ子供の勇気がファインプレーに繋がった事案といえます。

不貞行為に対する慰謝料請求

不倫ではなく純愛だと信じ込んでいたE子の夫の思いが遂げられることはなく、子供の信頼を含め多くのものを失う結果となった。
「上手くやれば不倫なんてバレるはずがない。」「妻を言いくるめることなど造作もない。」との甘い考えが招いた結末であるが、本当の地獄が下の子供が高校を卒業する2年後に始まることは想像しているのだろうか。

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